バスケ 日本vsチュニジア戦 感想 ~W杯メンバーの12名は誰になるのか~
<結果は1点差での惜敗>
先ほどバスケットボール男子日本代表のエキシビジョンマッチが終了し、皆さんもご存知の通り、日本代表はチュニジア代表に76-78で敗れました。
今回はこの試合についての感想と、それを踏まえ、本大会の12名のメンバーを考えたいと思います。
<嬉しかった竹内公輔の活躍>
今回の試合で一番目立ったといっても過言ではないのが、ここまで出番のなかった竹内公輔(宇都宮ブレックス所属 207cm)のインサイドでの守備とリバウンドでした。
身長が高いチュニジアのインサイド相手に堅実な守備を見せましたし、攻撃時でも守備時でもリバウンドに必ず向かう姿勢は日本にとってかなり大きなプラスになっていました。
試合が終わり、竹内公輔は2桁得点を記録しましたが、その多くがリバウンドからの得点やこぼれ球のフォローなどで得点しており、日本がチュニジアに食い下がることができた一つのポイントだったと思います。
ここ3試合出番のなかった竹内公輔の活躍というのは、日本にとって非常に大きなプラスになりますし、サイズが大きい相手に良い守備ができるという面でも、9月からのW杯本大会に向けてかなり大きな自信を日本代表に呼び込んでくれたと思います。
<課題はターンオーバーの多さと前半の守備>
試合を通じてチュニジアには高さで圧倒される面が少なからずありました。
ただそれにはある程度仕方ない面もありましたが(要所ではしっかり守る事ができていたため)、気になったのがターンオーバーの多さ。特に、前半でのターンオーバーの多さは今後の課題となります。
今回、前半終了時点ですでに10回近くのターンオーバーをしてしまい、相手に多くのリードを許す苦しい展開が続いていました。
要因としていくつかありますが、特に前半の守備の悪さもターンオーバーの多さに関係しているでしょう。
ハードな守備ができる篠山が怪我で欠場した事もあり、出だしから日本代表は少し守備がルーズでしたし、そこでしっかりシュートを決めきったチュニジアはリズムが出て守備でもかなり激しく、日本のターンオーバーを誘発していました。
ただ、後半からは日本も守備がよくなり、特に田中、安藤、竹内譲次、馬場のアルバルク東京に所属する4人がコートに立っていた時間帯は守備がかなり激しく、点差を詰める事ができた大きな要因になりました。
<八村がいない中での戦い方>
今回、休養のためにエースの八村が欠場しました。
八村は今の日本代表において攻守の両面で要となっており、欠かす事のできない存在である事は皆さんご存知だと思います。
ただ、そんな中でも他のメンバーの活躍を見れたこの試合は意味のあるものだと思います。特に
・渡邊のフィニッシュをねじ込む力
・比江島のオフェンスでの選択肢の多さ
・馬場の攻守における爆発力
・太田、竹内兄弟のインサイドでのハッスル。加えてファジーカスのリバウンドの強さ
この4つのポイントが再確認できたのは本大会に向けてかなり大きな収穫でしょう。上記の4つのポイントは、今までの日本代表でも何度もみてきましたが、本大会前の最後の調整の場で再確認できたことには本当に大きな意味があると思います。
<果たして本大会メンバーのは?>
さて、最後にこれまでの試合を参考に、本大会のメンバー12名を筆者の完全な主観で予想してみました。(笑)
以下が筆者の予想本大会メンバーです。
- 渡邊雄太(SF 206cm メンフィス・グリズリーズ)
- 八村塁(PF 203cm ワシントン・ウィザーズ)
- ニックファジーカス(C 211cm 川崎ブレイブサンダース)
- 馬場雄大(SF 198cm アルバルク東京)
- 比江島慎(SG SF 190cm 宇都宮ブレックス)
- 篠山竜青(PG 178cm 川崎ブレイブサンダース)
- 竹内公輔(PF/C 207cm 宇都宮ブレックス)
- 竹内譲次(PF 207cm アルバルク東京)
- 安藤誓哉(PG 181cm アルバルク東京)
- 田中大貴(PG/SG 190cm アルバルク東京)
- 安藤周人(SG 192cm 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
- 太田敦也(C 209cm 三遠ネオフェニックス)
個人的なポイントとしては
・ウィリアム杯で結果を出した安藤周人、安藤誓哉は当確では?(ここ数試合の起用のされ方を見ると、ラマスHCの信頼を感じる)
・太田かシェーファーで最後まで悩んだものの、やはりベテランの安心感は変えがたいため、太田がメンバー入りでは!?
となっています。
これをご覧になった方はどう思われますか?完全に筆者の主観であるため他の方の意見も聞いてみたいので、ぜひコメントお願いします!